「タカくん、そのボウル頂戴。野菜こっちに入れるから」



「はい。志保さんってすげぇ料理出来るんすね」



「これくらい簡単よ。前に飲食店でバイトしてたから」



「マジっすか。また今度料理教えてくださいよ」



「また今度ね」







みんなが慌ただしく準備をする中、私だけはソファーに座り、その姿を眺めていた。