「行こうか」







ゆっくりと頷くと、みーくんは私の手をとって歩き出した。










それから婚姻届を提出し、無事私は藪内杏奈になることができた。



夜にマンションを訪ねてきたタカさんに籍を入れたことを報告すると、



タカさんは腰を抜かして驚いていたけど、笑っておめでとうって言ってくれたんだ。