君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「よかった、藪内先生が優しい人で」



「別に優しくなんか……あ、ここだよ」







そう言って藪内先生が足を止めたのは、真っ白なドアの前。



いつもの診察室と大して変わらないような気がするんだけど……。







「俺が行けるのはここまで。後は1人で行けるね?」