「ちゃんと言ってくれなきゃ、わかんない」



「……」



「ただの指輪になっちゃうよ?」



「……」



「はいもいいえも言わせてくれないんだ、私の彼氏」







耳まで真っ赤なみーくんへ矢継ぎ早に言葉を投げかけると、



みーくんはいたたまれなくなったのか、



唇でこれ以上喋らないようにと私の口を塞いだ。