君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「開けていいよ」







耳元で言われたその言葉に私の体はピクリと反応し、



片目だけを開けると、みーくんは優しい笑顔で私を見ていた。



さっきの冷たいものは何だったのだろうと左手に視線を移すと、



さっきまではそこに存在しなかった指輪が太陽に照らされ、キラキラと輝いていて。