君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

促されるまま、私はそっと目を閉じる。



まるで、ここは何もない世界のようで、



聞こえるのは風の音と、ゴソゴソとみーくんが動く音だけ。







みーくんの大きな手に取られた私の小さな手に冷たい何かが触れると、



みーくんは私の額にそっとキスをして。