「無理すんな」







私を抱き寄せたみーくんは、また震えてる。







「どれたけつらくても、朝は必ず来る。光は、必ずそこにある」







そう言ったみーくんだけど、私には自分自身に言い聞かせているように聞こえて。



みーくんも、傷ついているの?



みーくんも、暗闇の中にいるの?



もし……暗闇の中にいる2人が交わったら、どうなる?







みーくん……。







心の中でみーくんの名前を呼んだら、言葉では表せない程の想いが湧いてきて。







「あん、な……――?」