君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

それがやけに心地良くて、背中を押されている気分で。



足を止めて空を見上げると、真っ青な世界が広がっていた。







「……よし」







コートの裾をギュッと握ると、再び歩き出した。



大丈夫、あの頃の私は、この空の上にいる。