君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「杏奈ちゃん、着替えはここに置いておくね」



「あ……、ありがとう、遙香ちゃん。何から何まで……」



「いいのいいの、気にしないで。良介も今日いないし、1人じゃ寂しかったしね」



「そっか」










遡ること2時間前。



喧嘩してみーくんの家を飛び出した私に一本の電話がかかってきた。