君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「……ん、タカが、杏奈誘って飯食いに行こうって……」



「タカさんが?」



「……ん」







さっきから、「ん」としか言わないみーくんの髪は、相変わらずサラサラだった。







「じゃあ早く行こうよ」



「……タカに会いてぇの?」







いじけたような声が聞こえ、思わず自分の耳を疑った。



空耳?それとも、寝ぼけてるだけ?