改めて自分の計画性のなさを恨んだ。



だけど、丁度みーくんがいない今がチャンスなんだ。



ここまで来たんだから、帰るわけにはいかない。



寒さに震える手でインターホンを押すと、10秒もしない間に聞こえる機械を通した高いママの声。







『どちら様……って、杏奈じゃない!待ってて、今開けるわね』