君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

「あんときは流れでしたけど、今度はちゃんと段階踏んでこーな?」



「うん……!」







みーくんの期待に応えられなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、それよりも安心の方が大きい私は、まだ子供で。



キラキラと眩しい笑顔を向けるみーくんの方が、私よりずっと幼く見えるのに。