君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

先の見えない旅でも、君がいたら、歩んでいけると思うんだ。



例えそれが、道なき道だったとしても、空の向こうだったとしても、きっと。



そんな太陽の様なみーくんに、私はいつまでも適わないんだ。







「……ぎゅって、してほしい」



「それだけ?」







不満そうな言葉を零すみーくんは、私を抱き締める手に力を込めた。