強く願った。



永遠なんてないと、私はちゃんと知っているけれど、それでもこの大切な時間がずっと続けばいいって。







「帰ろ?」



「……ん」







どちらからともなく繋いだ手に、確かな温もりを感じた。










「ただいまー」



「ただいま」