君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

ぼやける視界の中、志保ちゃんの切なそうな表情が見えて、私まで苦しくなった。



それでも、その目には強い何かが宿っていて。







「この選択が間違っていようと、



誰に何を言われようと、



杏奈ちゃんの思うとおりにしてあげたい」