グイッ。 「んなっ?!」 時雨はあたしの体を抱き上げた。 これが噂のお姫様抱っことか言うやつ…? …じゃなくて!! 「お、おろして!!」 暴れてみるものの、まったく動じない。 「はーなーせーっ!!…きゃっ!」 「はい。離した。」 パッと離されてあたしの体はぽんっと跳ねた。 ふかふかしてる…ってベッドじゃんか!