「あたしが良いって思ってんだからいいじゃん?」 睨むように冬哉を見ていた時雨にあたしは言った。 「ホント、オマエは男心を分かってない」 「男の嫉妬は醜いよ時雨?」 「うるせぇ冬哉。」 何気にこの二人って息がピッタリだなぁと内心思ったのだった。 「んで?オマエは何しに来たわけ?」 「メール見てないの?」 「携帯すら触ってねぇからな。」