そして服を着た時雨と冬哉がリビングにやってきた。
「なんだよその目…」
「…言わないで。ショック受けてんの」
「そっちから覗いてきたくせに?」
「だからあれは違…っ!!」
絶対にからかってる。目が笑ってるんだもん!
「ノゾミはなかなか上がってこない時雨を僕の為によんでくれようとしてたんだよ?」
そう言って冬哉はあたしを庇ってくれた。
なんて優しいんだ…っ
まだ会って数分だけどこの人はきっと誰よりも優しいとあたしは思ったのだった。
「おい、冬哉。オマエ誰が希美のこと呼び捨てにしていいっていった?」

