「あ!!ちょっと待ってて?…時雨に早く上がるように言ってくる」 あたしはそう言って脱衣所に向かった… のはいいんだけど… 「…きゃぁあああっ!!!!」 あたしは両手で顔を覆った。 だって時雨が… 「なんだよ…覗きはそっちだろ」 腰にだけタオルを巻いてこっちを見ていた。 「希美?どうしたの?…って時雨、早く服着なよ」 あたしの後ろから冬哉の声がした。