「えーっと…キミは…?」 「あ。橋本希美って言います。ここじゃあれなんで…中に…。」 あたしはそう言って彼を中に通した。 「僕の名前は天津 冬哉。時雨とは幼なじみ…かな」 彼はそう言って笑った。 「あ、呼び捨てで構わないからね。僕もノゾミって呼ばせてもらうから」