「えっと…その呼んだ張本人はどこに…?」 教室や廊下を見たが、あたしを呼んだっぽそうな人物はいない。 「屋上に来いって…」 「わかった。じゃあ…行ってこよっかな…。」 「き、気をつけてね?」 気をつけてね? 一体、なんのことだろ? あたしは分からないまま「うん?」とだけ応えてその場を後にした。