「希美は俺と居て幸せ?」




突然、そんな質問をされてあたしはぽけっとした顔をした。






「え、急にどうしたの?」





「んー…」





あたしの手を握って、時雨はあたしの額に自分の額をくっつける。





「し、時雨…?」





顔が近いんですけども…!






「俺の質問に答えて希美。いま、俺と居て幸せ?」








「幸せだよ…!!」





あたしがそう言った時には身体を強く抱きしめられた。