「絶対、手離したりしねぇから」 そう言って時雨は優しく笑った。 「希美、俺から離れていったりしたら絶対に許さねぇからな」 「離れたりしないよ…」 あたしは時雨をぎゅっと抱き締めると時雨も抱きしめ返してくれた。 「あたし…爽とケジメ…つけてくるね」 あたしは今日の放課後、爽に返事をしようと思ってて 爽の下駄箱に手紙をいれていた。 きっと読んでくれてただろうから…。 「あたしには時雨が必要だよ…」 「知ってる。…ちゃんとケリをつけてこいよ」 そう言われてあたしは頷いたのだった───……