「さてと、ここで立ち話もあれだし…あそこ行くか?」 「へっ?」 時雨が指をさした方を見ると… 「へび…?」 「そ。蛇」 「ガラス越しだよね?」 あたしがそう聞くと時雨は不適に笑ってあたしの手を引いて入って行った。 「ま、待って!あたしの心の準備がああああ!!!!」 叫び声は虚しく空に響くだけだった──────………