「俺はクリスマスなのに無理矢理、バイト入れられた可哀想な子なんでーす。」 「バイト?やってたんだ?」 あたしはこのとき、初めて爽がバイトをしていると知った。 「希美先輩、俺に頑張れって言って?」 「仕事…が、頑張って…?」 あたしがそういった時だった。 「…おまえふざけるのもいい加減にしろよ」 後ろから聞き慣れた声がした。