そしてついにクリスマスの日となった。




駅前で時雨と待ち合わせをしている。





「服…おかしくないよね?」






あたしは近くのショーウィンドウを見て自分の姿を確認した。






「ねぇねぇ、お姉さん今ひとり??」





肩をトントンと叩かれあたしは後ろを振り返った。






「なっ?!なんで爽?!」






「こんにちは、希美先輩♪」






あたしに話しかけてきたのは爽だった。






「ナンパふうに声かけてみたけど失敗だったかー…」






「ナンパふうって…。それよりなんでここにいるの?」