「俺は希美の寝顔、見れたからいいけど…」 「ううっ…もしかしてずっと見てたの?」 「見てた。…つか寒い」 「うわっ?!時雨、手冷たすぎ!!」 あたしは時雨の手に触った。 「…寒いから希美が温めて。」 「いいけど…、でも普通に手を繋ぐだけじゃ冷えるよね…。うーん…どうすれば…」 あたしがそうぶつぶつと呟いてると時雨があたしの手を取って自分のポケットへと入れた。 「こうすればすぐに温まるだろ?」 そう言って時雨はポケットの中であたしの手を強く握った。