あたしは無意識に冬哉の後ろに隠れた。 「…こんなところで何してんの?…竜也」 冬哉はあたしを背に隠しながら言った。 …冬哉はこの人と知り合い? この前の事件は冬哉はもちろん知っている。 時雨が全て話して冬哉とはバイトの日以外はそれで帰るようになったのだったから。 あたしが二度と危険な目にあわないようにって。 「…久しぶりだな冬哉。」 「…用が無いなら帰るけど。」 「待てよ。そこの女に用があんだよ」 そう言って二階堂竜也はあたしを見る。 あたしの目をじっと見て口を開いた。