お互いの唇が放れたかと思えばあたしは酸欠で立っていられなくて崩れ落ちかのように座り込んだ。




「てめぇ…絶対に許さねー…来いよ…。相手してやる。」





彼はその言葉を聞いて階段を下りて行った。





「時雨…っ!!」





あたしが降りようとした瞬間…





「来るなっ!!そこにいろ!」




大声で時雨にそう言われた。



すごく怒った声で。





あたしは何も言えなくなって、その場に立ち尽くしたままだった───……