「宮城時雨」 彼の言葉であたしは目を見開いた。 もしかして…時雨が狙い? 「時雨に…何かする気?」 「決着をつける為にオマエを拉致した。」 何でそんなこと…っ 決着って…時雨が危ない… 「やめてっ!!時雨を傷付けないでっ!!」 「それは無理な願いだな。…昔はガン付けてりゃあいつは喧嘩してたのにオマエという存在のせいで喧嘩しなくなった。決着もつけないままな」 そう言って彼はあたしの上から退いた。 「…どうやら、来たみたいだな」 そう言って彼の口元が僅かに笑っていた。