「遅い」
「ご、ごめんっ!!さっきメールに気づいちゃった!」
あたしは時雨に近づくと右手をぎゅっと握られた。
「オマエは俺を殺す気か。俺は冬が苦手なんだよ」
「じゃあ、いつも通り学校で後から会えば良かったじゃん?」
「今日は早く会いたかった。」
時雨はそう言ってあたしの唇にキスをした。
「なっ?!」
「希美の唇、温かいな。」
「このっ!!変態!!」
あたしは朝から顔が真っ赤になりながら時雨と学校に登校したのだった。
これをある人に見られていたとは、気付きもしなかった─────……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…