「ちょ…!放してよ!!」 ここ外だし…っ!! あたし達、周りから見たらバカップルに見えてるよ絶対! 「ていうか、あの女の人と話してたんだから時雨に話し掛けて行動できるわけないじゃん」 だから勝手にゴミ捨て行ったんだし。 「深い話じゃなかったし、声くらいかけて行けよ…」 「深い話じゃないなら、わざわざ遠くに言って話さなくても良かったじゃんっ!!」 あたしはつい言い返してしまった。