「今日は美味しいおすすめの店があるから、
そこへ案内するね」
「わあ……いいですね!」
食べるのが大好きな私にとって
ランチに行けるのは凄く嬉しい!
楽しみだなぁ…
ルンルン気分でいると、
アギトくんが私に笑顔を向ける。
「このみちゃんはランチが好き?」
「はい!基本食べるのが大好きで…」
赤信号のため、車が止まる。
「それは良かった。
なら次はディナーに一緒に行けたら嬉しいな」
うっとりするような煌びやかな微笑みで、
膝にある私の手を握る。
そんなアギトさんの行動に、
私の心臓は爆発しそうだった。

