比奈が死んで、
クラスには嫌な雰囲気が漂った。

誰が犯人かわからない…
もう世維の存在を信じた方がいいのか

皆がそう思った時だった。

「みんなー!着席してー!」

女の先生が入ってきた。
けど皆はそれどころじゃない。

明日自分は生きているのか
今死ぬんじゃないかと
震えているんだ。

「隼輝君?学校に関係ないものは
持ってきちゃ……?あら?」


なんか…足が重い…
足の甲辺り…
誰かに乗っかられてる感じ…

「先生…?」
「あなた…席はどこ?」

先生が俺の机の下に
向かって話しかけている。

「隼輝…お前…っぎゃあああああああ!」

きゃあああああ!と
女子達が教室の隅に集まる。


俺は足元を見た。





《キヒっ》









目がなくて…
黄色い帽子を被り…
腕が所々折れていて…
頭が半分なくて…

《キヒヒヒヒヒ》



先生は…これをクラスメイトだと?