「ねぇ…雅也のページは…?」
「えっと…」
俺はパラパラノートを捲って
雅也のページを探す
だが、雅也のページはない

「あれ…?」
「あんた達が雅也を自殺に追い込んだんでしょ!」
「へっ?」
「雅也、死ぬ前に言ってたもん
 昨日私雅也にあって」
「ちょっと待ってよ!」
俺は、昨日雅也とカラオケに行った事を話した
でも、彼女も母さんと同じようにここら辺には
カラオケ店はないと言った

「だけど…!」
俺は何回か説明して
おかげでなんとか信じて貰えた

そして、放課後

「ほんとだ…」
カラオケ店は新しいの真逆だった
ぼろぼろの看板で今にも崩れそうな
ぼろ作り、ツタは伸び放題

こんなところで、俺等は…


「うっ…ぇ!」
俺はその場で嘔吐した
今日のお弁当の具材が出てきた
白いのはきっとおにぎりの米粒
黄色と茶色の固形物が出てきた