龍奇譚-彼の想い-






それなのに、聞き返してくるとか………



龍宮は鬼なのか!!?





「……誰が鬼ですって……?」

「!!!!!……いやいやいや!!……誰も鬼ではないです!!!」



ビックリした………



まさか、口に出していたなんて………



龍宮の顔、怖かった……





それよりも……



俺はゴクリと唾を飲み込み、

本題に入るために意を決して口を開いた。