無言で歩いていると玄関が見えてきた。



そして、その前には小さな人影。



影だけでも、その人は大きく手を振っているのが分かる。





「おにーちゃん!!!!!」



遠目から来ているのが俺だと分かったのか駆けて来る小さな人影。



結人くんだ。



そして、そのままドンッと走った勢いをそのままに俺の腰に抱き付いた。





「おかえりなさい!!!!!」



そう笑顔で言う。