はぁ……と、背後からの深いため息が聞こえると。 次にはボボッと辺りを仄暗い炎が照らし出した。 それは、俺ではなく、峰の出した炎で。 攻撃する様な強く凍てつく様な炎ではなく、柔らかな暖かい炎だった。 暗く冷える洞窟内を炎が明るく暖めてくれる。 「……これで、良いだろ」 「あ!!!うん。ありがとう、峰」 呆れて炎出してしまうくらいに俺はそうとう情けない顔をしていたのだろう。 峰の表情が冷たかった。