峰を連れて、行きますか。 司の家へと。 それが、彼女の望みでもあるから。 ついでに峰の望みも。 再び、峰の瞳を見る。 そこには薄っすらと、猜疑心が見えたが仕方のないことだと割り振る。 峰の肉親である母親が連れて行かれたのだから。 俺はどこに連れて行かれたのか分かってるけど、峰は分からない。 だから、仕方がないことなのだと。