気付いたら、司と峰が向かい合い、今にも戦いが始まりな状況になっていた。 そして、結界を張った直後には司がリョクさんの名前を呼んだ為、 俺の手の中から彼は離れて行ったのを感じ取れた。 それから始まったのだ。 怒涛の激突が。 「っふん!!!!!」 峰が手を翳し、狐火を発生させる。 洞窟にしては広い空間に青白い炎が浮かび上がる。 その数は数えられない程多い。