リョクの背からそこに降り立つ。 ふわっと、足元を風が撫ぜる。 生暖かい風が。 その風から、洞窟の中の空気が歪んでいる事を間接的にだが感じ取れる。 恐らくは、この空気の悪さが彼女を脅かしているのだろう。 「リョク」 私がそう言うと、リョクの体が光に包まれ一振りの刀が現れる。 それは、 以前クロワを葬った時と同じ刀。