「お前ら、今は何の時間だ?」 「試合です」 「チームは何の為にある?」 「協力する為です」 「だよな」 「はい」 キャプテンの瞳が怪しく光った。 やばい、やばいぞ。 この状況はあの時と酷似している。 俺が朝練に遅刻した日と。 正しくは、ギリギリだった時と。