「龍宮さん、こいつに何か用?」 佐藤 侑大が私に聞いてくる。 何故こんな五月蝿い人間に聞かれなければならないのかと、少し癇に触る。 そのため、返した言葉は辛辣なものとなる。 私の言葉を聞いた佐藤 侑大は口籠もり、何かを呟いている。 その時、水嶋 凌が机の下でガッツポーズをしていたのを私は見逃さなかった。