「でもさ、峰が司を諦めてくれれば、直ぐにでも終わるんだけど?」 「それは無理だ」 「ですよねー」 駄目元で言ってみたけど、あっさり一刀両断されると痛いぞ、心が…… 峰の瞳が司を捉える。 瞬間、バッと峰と司の間に体を滑り込ませる。 ジトッと峰が睨んでくるのが分かるが、俺は笑みでかわす。