「今なら、お前の質問に答えてやるよ。さあ、何が知りたい」 今まで学校で見てきた峰とは違い、ここに居る彼は饒舌だ。 俺は一頻り思案すると、彼を見据えた。 月の明かりを受け、キラキラと輝く髪と耳、尻尾を持つ彼を…… 「聞きたい事は、ある」 「それは何だ」 「だが、その前にお前が何者なのか知りたい」 あえて、名前を呼ぶ様な事はしなかった。