ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー……… 「ーーー……血……?」 少しの間を開けて分かった事がそれだった。 指は濡れている。 その原因は頬から流れるもののせいなのだろう。 冷静に事を捉えている様に見えて、その実、内心は凄く焦っている。 見えないだろうが……