龍奇譚-彼の想い-






作った壁の向こう側に視線をやると、白く霞んだ女の子の姿。



その姿が白く霞んで見えるのは、防御壁のせいだ。





そして、向こう側に居る女の子はニコッと笑うと再び姿が消えた。





「な!!!またっ?」

「ボーとしている暇はないわよ」

「え?っあ!!!!!」

「うふふ!!!」



女の子の笑う声が聞こえた。



その声が不気味に思えたのは、

俺だけだろうか………