龍奇譚-彼の想い-






「司?」

「!!!!!」



思考を巡らせていると、凌が名前を呼んだ。



そして、その顔の近さに驚いた。





凌の気配に気付かない程に私は考え込んでいたようだ。





(駄目ね……)



考え事をしていると周りの気配を感じられなくなる。



否、違うか。