龍奇譚-彼の想い-











その先には、あの転校生が居た。



―――……目が合う。





「……………かさ………」


どちらとも目を逸らさない。





「司」



凌の声に我に返る。





―――……は!!!



マズイ……何故だろう………



目が逸らせなかった。