龍奇譚-彼の想い-






「………何だ?もう、止めるのか?」



要さんはそう言うと、構えを少し緩めた。





……………………



……掛かった!!!!!





俺は持ち前の足を使い、瞬時に要さんの背後へと回る。



そして、移動した時の勢いを利用して、

回し蹴りを要さんの顔を目掛けて喰らわそうとする。